ウェブ解析の「平均ページ滞在時間」と「平均セッション時間」は何を基準に算出されているのか?

   2015/11/24

Google Analytics用語解説 平均ページ滞在時間と平均セッション時間について

ウェブサイトを解析するツールは色々ありますが、一番有名なのはGoogleが提供しているGoogleアナリティクスだと思います。無料で使えるため、利用されている方も検討されている方も多いのではないでしょうか?

でも、実際に使ってみると「見慣れない用語や単語がたくさん出てきて難しい!」と感じた方、いらっしゃいませんか?

これから数回に分けて、ウェブサイトを分析する際によく出てくる単語、紛らわしい用語について図と具体例を用いながら解説していきたいと思います。また、Googleアナリティクスのどこで確認できるかについても、あわせてご紹介したいと思います。

第5回目は、平均ページ滞在時間平均セッション時間についてです。

平均ページ滞在時間

まず、ページ滞在時間についてです。ページ滞在時間とは、特定のページを表示後、別のページに移動するまでの時間を表しています。

ページ滞在時間とは?

そして、平均ページ滞在時間とは、同じセッション中のページ滞在時間の平均を表しています。

こちらの指標は、人気のコンテンツを調べたい場合や、想定以上に滞在時間の長いページを見つける際の参考として利用できます。

平均セッション時間

まず、セッション時間についてです。セッション時間とは、セッションの開始と終了の時間差を表しています。
訪問したユーザーが、サイトを熱心に閲覧したり利用したりしているかを測るための指標として利用できます。

セッション時間について

次に、平均セッション時間についてです。アナリティクスのウェブ解析データにおける平均セッション時間とは、セッション時間の合計をセッション数で割ったものになります。
ユーザーの性別や年齢、使用しているデバイス等、タイプ別の滞在時間の傾向を調べたい場合に利用できます。

ページ滞在時間および平均セッション時間の確認方法

サイト全体の平均セッション時間の確認方法

Googleアナリティクスのレフトナビの[ユーザー]内にある[サマリー]をクリックすると、ユーザーに関する情報がレポート形式で表示されます。

Google Analyticsのサイト全体の平均セッション時間確認画面

ディレクトリ単位のページ滞在時間の確認方法

Googleアナリティクスのレフトナビの[行動]内にある[サイトコンテンツ]配下の[ディレクトリ]をクリックすると、ディレクトリ単位の分析情報が表示されます。

Google Analyticsのディレクトリ単位のページ滞在時間確認画面

ページ単位のページ滞在時間の確認方法

Googleアナリティクスのレフトナビの[行動]内にある[サイトコンテンツ]配下の[すべてのページ]をクリックすると、ページ単位の分析情報が表示されます。

Google Analyticsのページ単位のページ滞在時間確認画面

ランディングページ単位のページ滞在時間の確認方法

Googleアナリティクスのレフトナビの[行動]内にある[サイトコンテンツ]配下の[ランディングページ]をクリックすると、ランディングページ単位の分析情報が表示されます。

Google Analyticsのランディングページ別のページ滞在時間確認画面

ページ滞在時間とセッション時間の計算方法

ページ滞在時間の場合

例えば、10:00にトップページを閲覧し、10:05に会社案内ページに移動した場合。

トップページのページ滞在時間は、(5 - 0)分 = 5分になります。

ページ滞在時間の計算方法

次に、10:00にトップページを閲覧し、10:05に会社案内ページに移動、10:15に別のサイトへ移動した場合。

会社案内のページ滞在時間は、(15 - 5)分 = 10分と言いたいところですが、実はここに落とし穴があります。
セッション最後に閲覧したページの滞在時間は、現在の技術では取得できないため、計算に含められないのです。

離脱ページのページ滞在時間の計算方法

そのため、この例における会社案内ページのページ滞在時間は、計測できないため0分になります。

セッション時間の場合

例えば、10:00にトップページを閲覧し、10:05に会社案内ページに移動後、10:10に事業内容ページへ移動した場合。

セッション時間の計算方法

セッション時間は、そのセッション中のページ閲覧時間の合計になるため、5分となります。
ページ滞在時間同様、セッション最後に閲覧したページの滞在時間は計測できないため、計算に含まれない点にお気を付けください。

平均ページ滞在時間と平均セッション時間の計算方法

平均ページ滞在時間の計算方法

平均ページ滞在時間の場合

最初のセッションでトップページに5分、会社案内ページに10分、事業内容ページを閲覧後に離脱。
次のセッションでトップページに1分、会社案内ページに2分、再びトップページに戻った後に離脱。
最後のセッションでトップページを閲覧後に離脱した場合。

トップページの平均ページ滞在時間は、(5 + 1 + 0 + 0)分 ÷ 3セッション = 2分。
会社案内ページの平均ページ滞在時間は、(10 + 2)分 ÷ 2セッション = 6分。
事業内容ページの平均ページ滞在時間は、0分 ÷ 1セッション ≒ 0分となります。

最後に閲覧したページの滞在時間は計算に含まれないため、分析に利用される際はその点を意識して数字を見るように気をつける必要があります。

平均セッション時間の場合

最初のセッションと2番目のセッションの平均セッション時間を計算してみましょう。

最初のセッション時間が15分。次のセッションが3分なので、平均セッション時間は、(15 + 3)分 ÷ 2セッション = 9分となります。

次に、直帰が含まれる3番目のセッションも含めた平均セッション時間を計算してみましょう。

最初のセッション時間が15分。2番目のセッションが3分。最後のセッションは直帰のため0分になるため、平均セッション時間は、(15 + 3 + 0)分 ÷ 3セッション = 6分となります。

そう、直帰が含まれると平均セッション時間が下がるのです!

まとめ

ここで覚えていただきたい事は、セッション最後に閲覧したページ(離脱ページor直帰ページ)の滞在時間は、計測できないことです。

一番最後に閲覧したページの滞在時間がどれだけ長かろうが短かろうが、平均ページ滞在時間や平均セッション時間に含まれないため、これらの値を過信しすぎないよう気をつける必要があります。

また、平均ページ滞在時間や平均セッション時間は平均値のため、極端に偏っている可能性もあります。

Googleアナリティクス上では、まだ細かい分析はできないようなので、より正確に分析したい場合はデータをエクスポートしてExcel等で分析してみる方法が良いと思います。

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